経営・プログラミングを学ぶ あーべるBLOG

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プログラミング学習を効率的に進めるための勉強法

プログラミング学習効率的

 今回は、プログラムを効率的に勉強するための方法を紹介します。現在、プログラムを勉強する方法はいろんな選択肢があります。スクールに通う、独学する、オンラインのコースを受講する…などなど。しかし、実際問題、自分で勉強する機会はかならず出てきます。そこで、独学に必要な学習方法にフォーカスを当てて掘り下げていきます。

 

目次

  1. 学習の基本は写経
    1. 1. 大事なことは手を動かすこと
    2. 2. 読む・見るだけでは、プログラムを書く力はつかない
  2. 教材は本・動画・サンプルコード集なんでもよい
  3. 写経をすることで、理解度が上がっていく
  4. 写経したコードはサンプルコードとして再利用できる
  5. まとめ

学習の基本は写経

 プログラムを学習方法の基本は「写経」です。写経とは何かと言いますと、参考書などに掲載されているサンプルコードを書き写し、実行結果を確認するまでのプロセスを言います。なぜプログラミング学習において「写経」が基本となるのか、順を追って説明します。

大事なことは手を動かすこと

 手を動かすことで、記憶への定着率を強くなります。人間というのは、生命の危機に関すること以外のことを記憶し辛くなっています。そのため、学んでいることを記憶に残すためには工夫が必要です。記憶の定着率をあげる手段の1つに「実際に体験・経験をする」という方法があります。つまり、写経というのは、プログラムを書き写して動かすまでの一連のプロセスを体験・経験することで、より記憶に残るようにするための学習方法というわけです。

 また、「写経」はプログラムへの理解度を上げる効果もあります。プログラムへの理解度をあげることで、記憶への定着率がさらに向上します。プログラムの理解については、後ほどもう少し詳しく説明します。

読む・見るだけでは、プログラムを書く力はつかない

 動画や本を流しているだけでは、いつまで経ってもプログラムを書けるようにはなりません。

プログラムを一文一句すべて覚えれば、プログラムが書けるようになると考えている人もいますが、それは間違いです。

 どちらかと言えば、記憶するべ内容は「こういうプログラムを書けば、こういう仕組みで動くため、結果がこうなる」という、プログラムの仕組みや動きのイメージです。このイメージができれば、書いたプログラムを実行せずに出力される結果を予想できます。例えば、プログラムにはFor文というものがあります。

 For文とは、ある一定回数同じ処理を繰り返すことなのですが、この書き方自体はプログラミング言語によって異なります。しかし、For文自体の仕組みや動きのイメージを覚えていれば、異なるプログラミング言語を新たに学ぶときでも、すぐに理解して書くことができます。

 プログラムの仕組みや動きのイメージが重要なのは、仕事だと複数のプログラミング言語を使いこなすことを求められるからです。Web開発を例にあげると、少なくとも4~5の言語(HTML、CSSJavaScriptPHPSQL等)を使いながら開発を進めることになります。

 これだけの数のプログラミング言語のルールをすべて暗記してプログラムを書き上げることは、ほぼ不可能です。とても記憶量が追いつきません。

ですので、仕組みや動きのイメージを理解し、あとはGoogleを使ってプログラムの書き方を調べながら開発することが、現実的な解決策になります。

繰り返しますが、コードの丸暗記には価値がありません。

 

教材は本・動画・サンプルコード集なんでもよい

 教材ですが、正直なところ何でも良いです。ただ、未経験からプログラミング学習をはじめるのであれば、Progateドットインストールに掲載されているサンプルコードを写経すると効率良く学習を進めることができます。

 これらのコンテンツは初心者向けに作られていますし、今書いているプログラムの意味も説明してくれるので、学習が進むスピードは格段に速いです。

 自分でひとつひとつ調べながらプログラミングする手間は大事ですが、初心者がこれをやるとまず挫折します。

写経をすることで、理解度が上がっていく

 上でも少し説明しましたが、写経するときに最も大事なことは「プログラムの仕組みや動きのイメージすること」です。

 このプログラミングはどういう意味なのか?どのように動いているのか?と考えながらコードを書くと、知らず知らずのうちに、プログラミングへの理解度がものすごく上がります。

 結果的に、写経を繰り返すことでプログラムの仕組みの理解度が身についていき、プログラムを書く力が育ってきます。

 逆に言えば、プログラムの仕組みへの理解度が足りないと、安定して動くプログラムを書けるようになりません。仮に動くプログラムが書けたとしても、あとで大きなトラブルに直面する可能性が高いです(それもまた必要な経験ですが)。

写経したコードはサンプルコードとして再利用できる

 写経したコードは自分用のサンプルコードとして再利用できます。

 例えば、以前写経したFor文ってどう書けば良いんだっけ?と思ったら、自分の書いたサンプルコードを探せばすぐに出てきます。

 プログラムの読み書きに慣れてくれば、公式ドキュメントを読んで理解することもできますが、慣れない内は自分の書いたサンプルコードを参考にする方がスピーディーに思い出せます。

 なお、自分が書いたサンプルコードを保存・管理するのであれば、GitHubという管理ツールをおススメします。

 GitHubは現場でもよく使われるコード管理サービスですので、使い方を覚えておいて損はありません。基本操作だけなら、難しいものではないので、ぜひトライしてみてください。

 Gitの基本的な使い方については、Progateのレッスンがわかりやすいです。

prog-8.com

まとめ

 プログラミングの学習方法、写経について説明しました。

 プログラムを素早く正確に書くためには、プログラムの仕組みを理解して動きをイメージすることが必須です。

 はじめのうちは、なかなかイメージできないかもしれませんが、2~3ヶ月も勉強していれば徐々に慣れてきます。諦めず、気長に構えて勉強しましょう。

 エンジニアへのニーズは、今後もまだまだ高いと予想されます。

 いまからでも勉強をしてエンジニアになれば、独立してフリーランスになって月100万円稼ぐことも夢ではありません。

 もちろん、優秀なエンジニアになるには時間がかかりますが、千里の道も一歩からです。

 この一歩を支えるのが、学習の習慣であり方法です。 

abel-elliptic.hateblo.jp

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