この記事では、プログラミングを独学で学ぼうとする人が陥りがちな問題について紹介していきます。今回あげるような問題に直面した場合に、どのように対応すればよいのか解決策も書いておきますので、ぜひご自身のプログラミング学習に活かしてください。
目次
プログラミング独学者が陥る問題:言語決め
まず初めに陥りがちなのが、そもそもどのプログラミング言語を学ぼうか決めることです。プログラミング言語は現在非常に多くの種類が存在しています。その中で、自分が学ぶべき言語を選ぶと言うのはなかなか骨のある作業にはなります。これについては、自分がそもそも何を作りたくてプログラミング言語を学ぼうと思ったのかを考えることが解決策になります。
プログラミング言語は、それぞれに特徴があり、できることも異なります。そのため一般的に人気とされている言語を取得したとしても、自身がやりたい事と全く方向性が違っているということがよくあります。習得に時間のかかるプログラミング言語を、わざわざ習ったのに結局自分の作りたいものが作れなかったと言うのでは悲惨なので、初めに目的を決めましょう。目的を決めることによって勉強をしていく上でのモチベーション維持にもつながりますので、特に周りに詳しい方がいるのであれば自分のやりたいことを伝えてアドバイスを聞いてみるのが良いと思います。
プログラミング独学者が陥る問題:対応策
次に陥りがちな問題として、実際にソースを打ち込んでいる際にエラーが出たときの対応策が分からないというものがあります。プログラミングを独学で勉強するという方は、書店で本を買ったりネットで無料もしくは有料で利用することが出来るプログラミング学習サイトなどを利用し勉強を進めていくかと思います。教科書に書いてある事はそのまま移せば問題なく実装することができますし、また何か不具合が起こったとしても目の前に答えがあるのですぐに修正することができます。しかし、いざ自分が実装をオリジナルでしていくとなると話は別です。当然ながら、模範解答は無いため自分自身で一から組んでいく必要があるのですが、どこか間違えた場合に教科書やウェブサイトのように模範回答が無いためどこを間違えたのか分からなくなってしまうことが多々あります。
対応策としてはいくら独学とはいえども、周りにいるウェブに詳しい人やウェブ業界で働いている人などいざ自分が困って手が止まってしまった際に助けを求める先を作っておくということです。また、もし可能なのであればそのような人たちに勉強進める手順なども手ほどきを受けるとなおスムーズに勉強をすることができるでしょう。とにかく困った時に迷って手が止まってしまうという時間が一番もったいないので、目的を忘れずに素直に聞くという姿勢を持つことも重要です。
プログラミング独学者が陥る問題:拘束
では続いてご紹介する問題点として、拘束時間が長いという点をご紹介いたします。プログラミング学習をするにあたって、習得までにかかる期間は最短でも3ヶ月ほどになります。もちろんその間に、簡単な仕事を請け負ったり、アウトプットをしたりすることによって気分を晴らしたり、実際の力をつけていく作業をすることができますが、根本的に拘束時間が長いという問題に変わりはありません。ある程度の時間をかけないと本当の意味でプログラミングを覚える事は難しいので、途中で挫折をしてしまうという方も多くいます。また、最も悲惨なことがそもそも自分自身があまりパソコンやプログラミングというものに対して好意や適性がないのに、周りもやっているから、親にやれと言われたから、とりあえず生きる力が欲しいなどといった理由で自分が望まない形で勉強を始めてしまったケースです。この場合はやればやるほど苦痛になってしまいますので、かなり悪循環に陥ってしまう可能性があります。
対応策としては、1日の中で30分だけでもプログラミング学習に関する時間として固定の時間を決めておくことです。その際にポイントになってくるのは、たとえ進みが遅かったとしても学習に関する内容を行っていたのであれば、よしとすることです。例えば該当する本を1ページめくることことや、ソースを1行書くことなど、なんてことない事でも実行したことに対して自分自身を褒めるということが大切です。
プログラミング独学者が陥る問題:やる気
それでは最後に独学でプログラミングを覚える方が陥りやすい問題としてやる気についても紹介していきます。特に独学で勉強を始めようという方は、モチベーションとしてはかなり高いことが多いです。しかし2番目、3番目に挙げたような理由で徐々にプログラミング学習に対するやる気が削がれていき、次第になぜプログラミング学習をしようと思ったのか分からなくなってしまうケースが後をたちません。先ほども紹介した通り、プログラミングを一定レベルまで身に付けようと思えば、ある程度の習得期間が必要になります。そのため、本来であれば継続的に学習することが必要不可欠になってきます。ただし、途中でやる気がなくなってしまうと学習効果も下がり、さらにやる気がなくなってしまうという負のスパイラルに陥る可能性が非常に高くなります。
この問題の対応策としては、周りで同じようにプログラミング言語やプログラムについて学ぼうという人を見つけて、一緒に勉強会を開いたり、活動を共にするということです。類は友を呼ぶと言いますが、同じようなモチベーションが高い仲間を側に置くことによって、学習意欲が下がってしまったとしても、友人の姿を見てまた意欲を向上させることが出来るようになります。一見簡単に思えますが、非常に効果的ですのでもしこれからプログラミングを学習していこうという方はぜひ利用してみてください。いかがでしたでしょうか。ここまでプログラミング学習を独学で行う方にとって陥りがちな問題を4つご紹介してきました。
結論としては、1人で悩むことなく、周りを巻き込んで学習をしていくということが1番の近道であるということになります。決して独学で学ぶという事は不可能ではありませんので、ぜひ自分の理想に向かって頑張ってください。