プログラミング初心者が挫折しないために心掛けるべきこと5つ
プログラミングを初心者が学ぶ上で一番怖いことは、挫折してしまうことです。
せっかく時間をかけて勉強した内容も、途中で放り投げてしまっては無駄になってしまいます。
あと少しだけ頑張れば、レベルアップできそうだなと思うような人でも、いきなり学習をストップするケースを多く見てきました。
確かに、プログラミングの勉強はときには辛いものになりがちですが、達成できたときに得られるものは大きいため、途中で放り出してしまうのは非常にもったいないです。
そこで、学習の途中で挫折せずにプログラミングの勉強を続けるためのコツや心掛けた方が良いポイントを5つ、ここでは紹介します。
目次
難しいことはしない
いきなり難しいことをする必要はありません。
まずは学んだことを素直に実装してみましょう。
そこから、少しだけ改良することを繰り返せば、プログラミングを書く能力が上がっていきます。
学ぶのに時間がかかる言語をチョイスしない
学習に時間をかけるのは大事ですが、比較的習得しやすい言語をチョイスすることも大事です。
とくにプログラミング言語を学び始めた頃は、エラーの解決などに時間がかかることが多いです。
そのため、難しいと言われているプログラミング言語(CやJava、Haskell)を選んでしまうと、エラーに遭遇する確率が上がるため、学習効率が悪くなります。
学びたての頃で一番大事なことですが、まずは「できたという経験を積む」、そして「自信をつける」ことです。
こういった小さな成功体験が、学習を進めるためのモチベーション維持に役立ちます。
シンプルな実装からはじめる
実装はシンプルなものから始めると、最後まで走り抜けます。
慣れないうちは、小難しい処理を実装しようとすると頭の中がこんがらがってきます。
もし実装したいことが5つある場合、スパっと1つだけに絞ったほうが、最後までやり遂げる確率が高いです。
もちろん5つ全部実装できれば、それがベストです。
ところが、プライベート時間を勉強に充てている人はそうはいきません。時間が限られた中で、終わりが見えないプログラミングはストレスが溜まるだけです。
ストレスは勉強継続の天敵なので、ストレス要因はなるべく排除すべきです。
複雑な処理もシンプルな処理の寄せ集め
どれだけ複雑怪奇なプログラムでも、ひもを解いていけば、それは小さな処理の積み重なりに過ぎません。
「千里の道も一歩から」という言葉の通りで、少しを積み重ねていくと、やがてそれは大きなプログラムになります。
そのため、「まずは1文だけ書いてみる・読んでみる」という気持ちで取り組めば、いずれはプログラミングでサービスが作れるようになります。
物事を分解して考える習慣をつける
小さなプログラムを積み重ねて大きなプログラムを作るためには、物事を分解して考えることが大事です。
とはいえ、いきなり分解するというのは、なかなか骨が折れる作業です。
そこで、まずはやりたいことを紙に書き出してみましょう。
その上で、「この機能を実装するために必要な機能は何があるか」をリスト形式で書き出してみるのです。
そこから、書き出したリストを元にプログラムを実装します。すると、0からプログラムを書き出すよりも、ずいぶん楽だと気づくでしょう。
もちろん、はじめの内は「この機能が不足している」「必要だと思っていた機能が実はいらなかった」などという経験を何度も味わうことになります。
しかし、その経験を積み重ねるが、見積もりが正確さを支える能力になるのです。
メンターを作る
メンターとは、自分を導いてくれたり、助言してくれる人のことです。
プログラミングを学ぶことは、時に辛いと感じることがあります。このような辛い時期こそ、メンターの助けが重要です。この助けがあるか無いかで、モチベーションの維持率がだいぶ変わってきます。
脳科学者で有名な茂木健一郎さんは、「自分の安全地帯」を作ることで、安心して大きな挑戦に挑む心構えができるという話をされています。
すなわち、「何か問題があっても聞ける」という「自分の安全地帯」が心の支えになるのです。
友人を作る
最初にメンターを探すのであれば、やはり友人からでしょう。
もともと仲の良い間柄ですし、気兼ねなく相談しやすい人柄の友人であれば、なお素晴らしいです。
とはいえ、欠点がないわけでもありません。友人だからと気を緩めすぎると、質問し過ぎてしまうケースもあるため、そこのバランスは注意が必要です。
勉強会などに参加する
勉強会に参加することは、メンターを探す以外にも良いことが多いです。
たくさんのエンジニアと知り合いになれますし、参加者全員が勉強に取り組んでいるので、とても良い刺激になります。
東京や名古屋、大阪などの都会エリアでは、こういった勉強会が多く開催されているので、一度参加して雰囲気を味わってみるのもひとつの手です。
最近では、オンライン上での勉強会もいくつか存在するので、近くに勉強会を開催していなくても、勉強会に参加できる環境は整ってきています。オンラインで有名な勉強会は「インフラ勉強会」ですね。初心者の方にも優しい方ばかりなので、まずは覗いてみるだけでも勉強になるかと。
スクールに参加する
プログラミングスクールに参加すると、確実にメンターに巡り合えます。
ただし、ここ最近はプログラミングスクールが乱立しており、珠玉混合の状態です。
参加費は数十万円と決して安くない金額ですので、プログラミングスクールに通う場合はよく情報を集めてから吟味することをお勧めします。
Twitteやブログを見れば、プログラミングスクールの受講者が情報を提供しているので、良いスクールの情報を集める際に役立ちます。
Webサービスを使う
プログラミングスクールに通うほどお金も必要ないけど、ある程度はサポートが保証されている環境で勉強したいという話であれば、プログラミングを勉強できるWebサービスの選択がお勧めです。
Progateなどであれば、月1,000円くらいで受講できる上に質問サービスもあるので、手軽にプログラミングの勉強をはじめるに当たっては良い選択肢です。
ゴールを見失わない
プログラミング学習にとって、ゴールはもっとも大事なものです。
ゴールを見失うと不安になる
どこに走ればよいか不安になるときは、大抵の場合、ゴールを見失っています。
ゴールを見失わないためには、目標を目の付くところに常に置いておくことがとても効果的です。
プログラミングで利益をあげることがゴール
プログラミングを学ぶことは、手段であり目的ではありません。
プログラミングを使って案件を捌き、定期的な収入を得ることがゴールです。
そのため、学習を進める前に以下のポイントを決めておくことが、ゴール達成への近道になります。
- 最終的にどんなエンジニアになりたいか
- どんなキャリアパスを描いて目標のエンジニアになるか
はじめに描いたキャリアパスに固執する必要はありませんが、あらかじめ青写真…最後に到達する場所を描いておくことは重要です。
ときどき休む
疲れたら休む!
仕事では当たり前になってきた言葉ですが、プログラミング学習においても重要な言葉です。
学習をはじめたときに高かったモチベーションも、度重なるエラーや小難しい話を理解しようと努力する間に下がってきてしまいます。
多少モチベーションが低下しても頑張ることはできますが、大きくモチベーションが低下してやる気が無くなり始めたら、一度休むことを検討してみることをお勧めします。
わからないことはそのまま進んでもいい
わからない点をその場ですべて理解する、とても大事なことですが、学習し始めの頃に、これをやると間違いなく疲弊します。
ですので、15~30分調べてもわからなければ、次に進むくらいの気持ちで進めるくらいで全然OKです。
実際、IT業界トップのGoogle社でも「15分調べてもわからなければ質問しよう」という15分ルールを提唱しています。
時には時間が解決してくれることも
考え事をやめて、お茶を飲んだり、シャワーを浴びているときにアイデアがパッと湧いてくる経験をしたことはありませんか?
何かを考えているときは、視野が狭くなっていることが多いので、一度問題から離れると思わぬ突破口が開くことがあります。
また、わからない点があっても「今はわからなくても何れわかる」くらいの気持ちで、次に進む気持ちも大事です。
まとめ
プログラミングの勉強は挫折する人が多いのも事実です。
逆の見方をすれば、挫折する人が多い分、ライバルが少ない業界であるとも言えます。
プログラミングを使って稼げるレベルまで技術力をあげれば、ゆとりある生活を手に入れる土台を作るチャンスがグッと増えます。
諦めずに学習を続けることだけが、技術力をアップさせる唯一の方法です。