プログラミングで副業をスタートするためのロードマップ/サービス比較
ここ最近は副業ブームです。
SNSをはじめとして、2017年の後半あたりからはテレビのニュースでも「副業推進」「副業許可」といった単語を聞くようになりました。
そんな中、稼げる副業スキルとして注目されている1つがプログラミングのスキルです。ただ、プログラミング=難しい、挫折をする人も多いという話を聞くことも多く、尻込みする人が多いです。
IT業界ですらプログラミングを苦手に感じている人をたくさんいる状況ですから、IT以外の業界の方にとってはハードルが高いスキルだと思われるのも、無理はありません。
とはいえ、プログラミングは難しいから勉強は諦めようと考えている人は非常に勿体ないです。
確かに、プログラミングを極めようと思えば、途方もない努力が必要な上に才能も求められます。
しかしながら、簡単なWebサイト制作やデザイン通りにコーディングするだけであれば、高度なスキルは求められません。
Webサイト制作に必要なスキルを身に着けるには、少し時間がかかりますが、それでもリターンは大きいと思います。
この記事では、Webサイト制作に必要なスキルを身に着けて、簡単に仕事を受注するまでの流れを説明します。
HTMLとCSSだけでできる案件がある
勉強をはじめる前に、まずやるべきことがあります。
それは、どのような案件があり、どの程度の報酬が得られるかを知ることです。
下の画像はランサーズの検索画面を抜粋したものです。
案件あたりの報酬を見てみると、おおよそ1案件あたり5万円~、高額なものになれば20万円以上のものもあります。
なぜ、勉強をはじめる前に案件と報酬額を知る必要があるのか?それは、勉強のモチベーションを落とさないためです。
あとで具体的に述べますが、最低限のWeb制作スキルを習得するのに必要な勉強時間はおおよそ3か月~6か月です。これだけ長い時間を仕事しながら勉強するのは、正直言って辛いです。ですので、長期間モチベーションを維持するために「自分がプログラミングを勉強しなければならない理由」を自分の中に作る必要があります。
理由はなんでもいいです。極端な話をすれば、「お金を稼ぐため」でも良いです。
どんな理由であれ、あなたが勉強を続けるために十分な理由であると言えるのなら、それでOKです。
どれくらいの期間、勉強すればよいのか?
完全な未経験のスタートから勉強した場合ですと、早い人で3か月。ふつうのペースで進めても6か月ほどの学習時間で、Web制作に最低限必要なスキルを身に着けることができます。
もちろん、高度な案件にくらべれば仕事あたりの単価は安いですが、それでも在宅ワークにしては高額な報酬を得ることができます。仕事で疲れきった後にコンビニのアルバイトに勤しむよりも、半年くらい頑張って勉強して、在宅ワークで稼ぐ方が後の人生にとっても大きな利益になるでしょう。
勉強するのに最適なサービス
最近はオンラインの講座でも素晴らしい教材がたくさんあります。
とくにはじめて学習する人向けのサービスはかなり充実してきており、書籍は必要ないのでは?と思えるレベルです。
書籍で学ぶ内容はやや高度なものが多く、初心者から中級者、もしくは上級者向けになるためのものになりつつあります。
では、はじめてプログラミングを学ぶために良いサイトはどのようなものがあるか、見ていきましょう。
ここ最近だと、いちばん有名なオンライン教育サービスです。
筆者も少し使ってみましたが、下手な書籍よりもずっとわかりやすいです。また、ポップなデザインや可愛らしいキャラクターも手伝って、楽しみながら勉強できます。
無料でも基礎レベルのレッスンを受けることができるので、手軽にはじめることができます。
ドットインストールは、老舗のサービスです。
こちらはProgateとは異なり、動画をメインに学習を進めていくスタイルです。
長い間運営しているだけあって、レッスン数が350、動画数が5,535本とProgateよりもコンテンツが充実しているのが強みです。
Udemyはアメリカ発のオンライン教育プラットフォームです。
こちらもドットインストールと同じように、動画で学んでいくスタイルです。
取り扱っているコンテンツはプログラミングに関するものだけではなく、ビジネスの資格に役立つような講座などもあります。プログラミングの講座は初心者向けのものから、中級者向けのものまで幅広くあり、Progate、ドットインストール以上のコンテンツ数です。
ただ、英語のみのコンテンツも多いので、あまり英語が得意でない人には良いサービスではないかもしれません。
未経験でも実績をつくる方法
上にあげた学習サイトでの学習が終わったら、いよいよ実際に副業をはじめる準備段階に入ります。
副業をするために必要なことは、大きくわけて2つあります。
- 受けたい提案をクラウドソーシングで探す
- 案件のサンプルになっているサイトを模写する
順番に見ていきましょう。
受けたい提案をクラウドソーシングで探す
クラウドソーシングで、実際に受注したい案件を探します。
ランディングページ(LP)の制作が良いでしょう。
ただし、ここの段階では、まだ実際に提案をしません。
いまは実績がないため、提案しても他の人に勝つことは難しいからです。
提案する前に、まずは実績を作ります。
案件のサンプルになっているサイトを模写する
クラウドソーシングで案件を見つけたら、次は案件の詳細を確認します。
多くの案件には、依頼者からサンプルのサイトが参考資料として提示されています。
このサンプルサイトを「模写」します。
模写というのは、既存のサイトの外観を見ながら、HTMLとCSSを使ってWebページを作成することです。
HTMLとCSSの構成を調べる方法ですが、Google Chromeのディベロッパーツールを使うと便利です。
使い方は、以下のサイトが参考になります。
絵画の世界では、絵をそのまま移すことを模写といいますが、それと同じです。
はじめはどう模写すればいいのかわからないと思うので、HTMLやCSSのコーディングを確認しながら書き写す感じで大丈夫です!
10サイトくらい模写を行えば、Webページを作る感覚がだんだん身についてきます。
この模写したサイトを実績として使います。
模写したサイトをPDFに書き出し、Google Driveに保存している人をよく見るので、同じような感じでOKです。
実際に案件に提案してみよう!
ここまで来れば、あとはクラウドソーシング上で実際に提案していくだけです。
どんどん提案しましょう!
とはいえ、今はクラウドソーシング上で受注件数を増やすのは難しいかもしれません。ここ最近は、Web制作の競合が多いためです。
ですが、悲観することはありません。お客さんはオンラインにいる人だけではありません。Web制作会社にメールなどで直接営業するのもひとつの手ですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?
実際にプログラミング学習をはじめてから、案件に応募するまでの道のりはこんな感じになります。
決して平坦な道ではないでしょうが、金銭的なリターンも大きいです。
あと、参考までにどれくらいの売上が見込めるかを少し考えてみます。
簡単なランディングページ制作は、1ページあたり5万円~が相場です。
慣れてくれば、3時間ほどでランディングページを1ページ分作成できるようになります。
実績を増やして受注件数が増えてくれば、副業でも年に150万円以上の売上が可能です。