Youtuberという職業。
2016年 男子小学生がなりたい職業ランキング第14位で
2017年 男子中学生がなりたい職業ランキング第3位、
2017年 男子高校生がなりたい職業ランキング第10位、
2017年 女子中学生がなりたい職業ランキング第10位と言われています。
今や話題の職種と言えます。が、子供たちの夢を壊していきたいと思います。
では、実際にYoutuberという職業で生計を立てることは可能なのでしょうか?Youtuberが年収500万円(サラリーマン平均年収)を儲けることを前提に話を進めていきます。
以前、Youtubeの広告収入の目安は1再生=0.1円の収入と言われていました。しかし、これは大物Youtuberの場合です。Youtubeチャンネルのチャンネル登録者数が国内上位のチャンネルでようやく1再生=0.1円を目安にすることができます。また、最低でも1再生=0.02円と言われています。
この条件で年間500万稼ぐために必要な再生数は
1再生=0.1円のとき、5000万再生/年=約420万再生/月
1再生=0.02円のとき、 1億再生/年=約830万再生/月
(年に1億回再生できれば、再生収入単価が0.1円になりそうな気がしますが。。。笑)
どう頑張っても、年間500万円を儲けるには月に再生回数420万回を毎月クリアしなくてはなりません。
それでもYoutuberをこれから目指すという志高い人がいたとします。
この人がYoutuberとして収入を獲得していくにあたってどのような対策を取らなければいけないでしょうか?
広告収入(特にYoutube)で儲かるようになるには主に2種類の方法があります。
- ビッグキーワード
- ロングテール
ビッグキーワードとは、人気のコンテンツ動画を上げることです。今(2017年)で言えばハンドスピナーなどが挙げられます。
ロングテールとは、アップロード動画の量を増やすことです。動画数が多ければ、分母が大きくなるので、再生数が大きくなります。
しかし、ここに問題が潜んでいます。
◆ Youtuberが増え、著作権違法動画が増えたため、収益が発生するまでが長くなった。
Youtuberが増え、著作権違法動画が増えたことにより、1再生の値段が下がりました。そして視聴回数が1万回未満のチャンネルには広告を表示しなくなりました。これにより、収益化までの道のりが長くなります。収益化までに時間がかかるようになったため、今からYoutuberになる人にとって年収500万は程遠くなったわけです。
さらに、Youtubeのコンテンツは日に日に増加してますから自然とネタは尽きてきます。Youtubeは後出しほど不利になっていくのです。
Youtubeで誰にも迷惑をかけず生計を立てていれば、Youtuberは立派な職業だと思います。しかし、Youtubeで生計を立てるのは簡単な道ではありません。動画編集のために毎日何時間もPCの前に座り込み、みんなに快適にみてもらうために試行錯誤を重ねるのです。仕事時間は一日12時間以上かかると思います。土日も動画投稿するでしょう。そういう意味では私はYoutuberという職業は技術者×営業マンだと思います。
具体的にYoutuberとして儲けるにはどうすればいいのかまとめた記事がこちらになります。
この記事を見た学生がYoutubeの大変さを知った上で、Youtuberを目指すと言って欲しい。また、Youtuberは職業ではないという考え方を改める。そんな社会になることをささやかながら願っています。
では。