上場企業丸裸!新卒採用条件と株価予想 ~LINE~
上場企業丸裸!新卒採用条件と株価予想 ~LINE~
このブログは数々の国内企業の情報をまとめ、ほぼ毎日配信します!!
今回の企業は…
LINE
証券コード:3938
企業名:LINE株式会社
設立年:2000年
上場年:2016年
業種:情報・通信
特色:スマホ向けにメッセンジャーアプリを運営。広告やゲームが主力。音楽や動画配信、MVNOも
【企業概要】
事業内容:
Global Messenger LINEの開発と提供。クラウドAIプラットフォーム「Clova」サービスの開発。LINE GAME,LINE ファミリーサービス,NAVER まとめ,livedoorを運用。
経営理念(社是):
社風:WOW「チャレンジし続ける世界」
子会社/関連会社:
LINE Plus 株式会社,LINE Pay株式会社,LINE Business Partners株式会社
従業員数:
単独 1,227人
連結 3,661人
平均年齢:34.2歳
平均年収:743万円
生涯年収:3億4185万円
【新卒採用条件】
リンク先:Corporation | 2018 新卒採用 | 募集職種
【株式情報】
用語の解説についてはこちらの記事をご覧ください。
時価総額:8476億100万円
1株配当(会社予想):0.00
株主優待:ナシ
チャート(日足/3年):
【財務情報】
総資産:2560億8900万円
自己資本:1608億3300万円
自己資本比率:62.8%
資本金:799億1900万円
【キャッシュフロー】
営業CF :1億8100万円
投資CF :−88億1000万円
財務CF :-6億2300万円
現金等 :1255億1200万円
【指標】
PER:54.00倍
PBR:4.78倍
ROE:7.6% (会社予想)
ROA: 2.6%(会社予想)
【決算情報と経営状況】
(2017年連結決算)
決算月:12月
売上高:1407億400万円
営業利益:198億9600万円
経常利益:179億8900万円
昨年度がの営業CFが118億6300万円だったのに対し、今年度の営業CFは1億8100万円へと急減しています。また、投資CFも-7億6200万円から、-88億1000万円へと急増(投資金額が増えたという意味で)しています。営業CFの主な資金減少要因は非資金取引である子会社又は事業の支配喪失による利益の計上や法人所得税の支払です。これはLINEが幅広い事業を重視し、それに対して投資を行なっていることを示します。そして、主な営業利益の内訳は広告収入44%,コンテンツ収入(LINE GMAE,LINEマンガ,LINE MUSIC等)25%,コミュニケーション収入(LINEスタンプや着せ替えなど)19%です。LINE マンガとLINE MUSICは毎期、決済高が右肩上がりになっており、市場へコンテンツが浸透していることがわかります。しかし、コンテンツ全体の売り上げは右肩下がりになっています。これは毎月のアクティブユーザーが減少していることが起因しています。一方で、そのほかのサービスにあたるLINE PayやLINEバイトなどの売り上げは上昇傾向にある。
また、地域別売上割合は日本が74%を占め、台湾やタイ、インドネシアなどがその他のアクティブユーザーです。東南アジア周辺の地域はGDPの成長に伴いLINE系統サービスの普及がより一層見込まれます。
【筆者の考察と株価予想】
LINE社を調べていて、まとめサイトを運営していることを初めて知りました笑。しかも会社の設立が2000年だったことが意外でした。もっと新興企業だと思ってました...笑勉強不足を痛感します泣笑、ちなみにLINEに対して愚痴ったブログもありますので、ぜひ寄って見てください笑
LINEが普及し始めたのは東日本大震災がきっかけです。大震災後、家族や知人とより手軽に、そして確実に連絡を取れるツールとして注目を浴びました。その後、LINE系統事業を展開し、企業は大きく成長しました。では、LINE事業は今後どのように変化するのか考えました。
LINEはチャットツールとしては非常に流通しているツールと思われがちですが、LINEを大半の国民が使用している国は日本くらいのものです。その他の国は主にWhats AppというSNSを使っています。つまり、LINE社が今後グローバル展開を目指す上で、Whats Appが競合となってきます。Whats AppはSMSの代わりとして使用されており、シンプルで広告がありません。では、LINEにあってWhats Appにない違いとは何でしょうか?
・スタンプが送信できる
・無料で使用できる
・他のツールと連携ができる
・広告が表示される
・IDの登録が必要
この中で、LINEが武器とすべきものは『他のツールと連携ができる』というところでしょう。そのため、子会社に力を注ぎコンテンツを強化したと思われます。コンテンツを強化することで、生活に使用するツールをLINEが広くカバーしようとしています。LINEの各ツールを強化することで、アプリ内で連携が取れアクティブユーザー数が増加すると思われます。AppleのMacを購入する理由にiPhoneとの連携が挙げられるように、強い連携が取れるツールはユーザーにとって嬉しい存在です。これによりWhats Appに勝る長所を生み出せると思います。個人的には英語のLINEスタンプを増やして、海外有名人のスポンサーにつけばもっと海外ユーザーの興味を惹けるんじゃないかな〜って思います。では、株価についてですが、今後どのように変化していくか予想して見ました。
LINEは上々してまだ日が浅い銘柄です。知名度も相まってIPO急落が起きました。PERが50倍超と明らかに割高な銘柄です。現在は横這いになっていますが出来高も大きくなく、RCIも高いため下がる可能性が高いように思われます。また、ファンダメンダル分析的に考えれば、LINEは幅広い事業に加えて最近AI事業も展開しています。今、LINE社が行おうとしていることは『広く深く』なので、非常に難しい試みです。この試みが成功すれば株価は徐々に増加していくと思いますが、今のところ雲行きは怪しいです。実際にLINE系統のアプリをダウンロードして、使い勝手を観察してみるのが株価推移を知る大きな手がかりだと思います。
では。
(この情報は2017年9月10日現在のものです。)
※当ブログは株による損益の責任は負いませんのでご了承ください。