入門者向け!Java開発環境の構築手順まとめ
いざプログラミングに挑戦してみようと思ったら、まずやることはプログラミングができるように開発環境を整えることですよね。
実は、開発環境の構築はプログラミングを学ぶ上で最初の関門になりがちです。よくあるのは設定値を1つ間違えるだけで手順と異なる画面が出てくるパターンです。こうなると、初めての環境構築だとわけが分からなくなり、そのまま面倒くさくなってプログラミング学習事体やめてしまうこともあります。
しかしJavaの開発環境構築は比較的簡単にできるので安心してください。ここではJavaの開発環境の構築手順をなるべく簡潔に説明し、最初のハードルを低くすることを目的とします。
Javaの開発環境をスムーズに構築しましょう!
(※本記事は2019/01/19時点の情報が元になっています)
(※本記事はWindows10とGoogle Chromeを使って解説しています)
目次
Java開発環境構築手順1.JDKのインストール
まず最初にJDKをパソコンにインストールしましょう。
JDKとはJava SE Development Kitの略称で、Javaでプログラミングする際に最低限必要な開発キットです。
それではJDKインストールの手順を見ていきましょう。
(1)JDKダウンロード
下記URLからJDKをダウンロードします。
画面中央辺りにある「DOWNLOAD」ボタンをクリックします。
画面下部の「Accept License Agreement」を選択し、「jdk-11.0.2_windows-x64_bin.exe」をクリックしてダウンロードします。
そのままダウンロードが始まるので、終わるまで少し待ちましょう。
(2)JDKインストール
ダウンロードしたexe(実行)ファイルをクリックします。「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら、「はい」をクリックします。
JDKのインストール画面が表示されるので、「次へ」ボタンをクリックします。
JDKのインストール先やインストールする機能を選べますが、そのままで問題ありません。「次へ」ボタンをクリックします。
インストールが開始されます。少し待つとインストール完了画面が出るので、「閉じる」をクリックして終了します。
Java開発環境構築手順2.JDKの環境変数を設定する
先ほどインストールしたJDKの中に、Javaのプログラムを実行するために必要な「コンパイラ」というプログラムが含まれています。環境変数の設定は、後述するEclipseの設定で必要になります。
では環境変数の設定手順を見ていきましょう。
(1)環境変数の設定画面を開く
コントロールパネルを開き、「システム」をクリックします。
画面左端にある「システムの詳細設定」をクリックします。
画面下にある「環境変数」をクリックします。これで環境変数の設定画面が開きます。
(2)環境変数の設定
環境変数の設定画面が開いているかと思います。上がユーザー環境変数、下がシステム環境変数です。まずはシステム環境変数に「JAVA_HOME」という環境変数を加えます。
システム環境変数の「新規」をクリックします。
次のシステム変数を入力し、「OK」をクリックします。
変数名 JAVA_HOME
変数値 C:\Program Files\Java\jdk-11.0.2
※変数値はJDKをインストールした場所によって変わります。デフォルトの場合は上記の変数値で問題ありません。
※「jdk-11.0.2」の部分はインストールしたJDKのバージョンによって異なります。「C:\Program Files\Java」直下のJDKフォルダのバージョンを確認しましょう。
次に「Path」の環境変数を設定します。Pathをクリックして選択してから「編集」をクリックします。
「新規」をクリックした後、次の変数を入力し、「OK」をクリックします。
変数値 C:\Program Files\Java\jdk-11.0.2\bin
これでADKの環境変数設定は完了です。きちんと設定できているか確認してみましょう。
コマンドプロンプトを起動し、「java -version」と入力してみてください。すると「java version "11.0.2"」という文字が出てくると思います(11.0.2の部分はインストールしたJDKのバージョンが表示されます)
※「'java'は、内部コマンドまたは外部コマンド~」が表示される場合はPathがうまく設定できていません。もう一度初めからやり直してみてください。
Java開発環境構築手順3.Eclipseのインストール
では最後にEclipseをインストールします。
「Eclipse」とはJavaの統合開発環境(IDE)のことです。JavaはJDKとメモ帳とコマンドプロンプトさえあればプログラムを動かせますが、とても開発しにくいのでオススメしません。IDEを導入して快適ににプログラミング学習ができる環境を作っていきましょう!
(1)Eclipseのダウンロード
下記URLからEclipseをダウンロードします。
「Eclipse 2018-12」をクリックします。
Windowsの「standard edition」をクリックします。
自動的にダウンロードが開始されるので、ダウンロードが終わるまで待ちましょう(インターネット環境によりますが、10分~30分ほどかかります)。
(2)Eclipseのインストール
次にインストールですが、実はダウンロードした圧縮ファイルを解凍したら、そのままEclipseが使える状態になっています。つまり解凍するだけでインストールが完了します 。
※解凍ツールにLhaplusを使うとエラーになります。Windows標準機能の解凍ツールを使いましょう
フォルダの解凍先は基本的にどこでも大丈夫です。今回はCドライブの下にしました。
解凍したフォルダの中の「eclipse」フォルダを開きます。
「eclipse.exe」をダブルクリックします。Eclipseの起動が始まるので、またしばらく待ちましょう。
しばらく待つとワークスペースを指定する画面になります。ワークスペースとはEclipse上で開発したアプリケーションのプログラムや設定ファイルなどをまとめて格納する場所のことです。特にこだわりがなければデフォルトで問題ありません。ワークスペースを設定した後「起動」をクリックします。
これでEclipseが起動され、初期画面が表示されます。
以上でJava開発環境の構築は完了です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
恐らく一番の難関はPathの設定だと思います。そこさえクリアできれば最後まで問題なくいけるのではないでしょうか?
もしうまくいかなくても、焦らず初めからやり直すことで必ずうまくいきますので、できるまで何度でも挑戦してみてくださいね。