経営・プログラミングを学ぶ あーべるBLOG

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活用できてる!?論理的思考の鍛える方!!

 ここ最近ではロジカルシンキング(論理的思考)が注目を浴びています。ビジネスにおいて、結果を導くための手段としてロジカルシンキングが用いられるからです。

 なぜビジネスにロジカルシンキングが必要かについては、『なぜビジネスにはロジカルシンキングが必要なのか?』をご覧ください。

 ここで十分に注意してもらいたいことは、ビジネスで問題解決のためにロジカルシンキングが必要なだけなので、人間関係を築く上ではロジカルシンキングは必ずしも必要ではないと言うことです。というのも、人間関係において問題を解決することが必ずしも目的とならないからです。例えば、コミュニケーションしている相手が同意や共感を求めているケースなどが存在します。問題の解決策の提示を求めていない場合がありますので、相手のニーズに合わせた対応が必要です。

 むしろ、『相手がこの会話に何を求めているのか』を導きたい時にはロジカルシンキングが有効です。

 今回はロジカルシンキングの実態と実生活での活用例を話していきます!

本日のIndex(クリックするとそこに飛びます)
  1. 論理的に説明する
  2. 論理的に考える公式が存在する!
  3. 最後に

 

論理的に説明する

 論理的に説明する = 他の人を納得させる ということです。しかし、納得しない相手もいると思います。この場合の『他の人を納得させる』とは『再現性がある説明をする』ことを指しています。つまり、『誰が言っても(行っても)同じ結果になる(なり得る)よね』という説明をします。これは、発言者の立場や経験によって説明に違いがないこととも受け取れます。

論理的に考える公式が存在する!

 論理的とは、『再現性がある結果』と言いました。つまり、公式となる考え方が存在します。それがフレームワークと呼ばれるものです。フレームワークを用いて論理的に考える方法は『なぜビジネスにはロジカルシンキングが必要なのか?』をご覧ください。

 今回はよく用いられる有名なフレームワークをいくつか紹介します。

モレなくダブりなく!:MECE

 MECEとは『Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive』の頭文字を取ったもので『モレなくダブりなく』と言う意味です。何かを分類して考える時にはモレなくダブりなく考えましょうと言うフレームワークです。

 例えば成人男性を分類しようとしたとき、どのように分類できるでしょうか?社会人と学生だけではモレがあります。他にも主夫やフリーターなどが考えられます。しかし、ここにも一つ罠があります。主夫とフリーターは両方を兼ねることができるので "ダブ"っています。この場合は、年代ごとに分けることでモレなくダブりなく分類することができます。

MECEの実生活での活用例

 実生活でMECEを使えるな、と思える場面は『何を食べるか』迷っている時です。レストランに行ったときに、何を頼むか迷ってしまう時もそうですし、今晩何を食べるか迷う時もそうです。

 こういうときにMECEは役に立ちます。まず、主食を分類します。

  • 米系
  • パン系
  • 麺系
  • その他(餅とか)

分類した中からさらに分類していくことで『何を食べるか』が見えてきます。

 『そんなこといちいちやらなくても何を食べるかくらい決まるよ笑』という人ももちろんいると思います。ですが、こういう"形式ばった公式的な考え方"がロジカルシンキングなのです。もちろんそういう人を批判しているわけではなく、前述のように『日常生活には必ずしもロジカルシンキングは必要ではない』ということです。今回の例は『何を食べるのか』という問題をフレームワークを用いて解決する案を提示しました。

現状の確認!:3C

 3Cとは、顧客(Customer)、自社(Company)、競合(Competitor)のことを総称して3Cと言います。これは、経営用語ですが日常に置き換えて考えてみると、相手・自分・競争相手と考えられます。

 自分の現状がどうなっていて、相手はどうなって、競争相手はどうで、と書き出していくと、問題が浮き彫りに見えてきます。これは、人間関係を考える上でも有効なフレームワークです。

3Cの実生活での活用例

 例えば、結婚相手を探すときに3Cを用いることができます。自分のスペックと、理想の相手の条件、理想の相手を奪い合う競争相手のスペックを書き出して、自分の理想の相手が相応しいかを判断します。

  • 自分のスペック: 容姿 中,性格 高,学歴 中
  • 理想の相手: 高収入,中学歴
  • 競争相手のスペック: 容姿 高,性格 中, 学歴 中

 このように書き上げて自分のスペックと競争相手のスペックを比較します。自分が競争相手と戦い会えるかどうかを考えて『無謀だな』と思ったら理想の相手を考え直す必要があります。

 3Cでは、自分の現状、相手の現状、競争相手の現状を比較して今の立場を再確認することができます。

好循環サイクル!:PDCA

 PDCAとは、Plan(計画),Do(実行),Cheak(確認),Act(改善)の頭文字を取ったものです。

PDCAサイクル

 計画→実行→確認→改善→計画→実行...と繰り返して行っておくことで、問題が解決に向かっていくというものです。

PDCAの実生活での活用例

 『休みの日にダラダラしてしまうのを改善したい』という問題を仮定します。

  • Plan:空いた時間に読書をしよう
  • Do:読書を3時間行い、翌日は1時間しか読書できなかった
  • Check:1日に空いた時間の80%を読書に当てるようにしよう
  • Act:毎日空いた時間の60%を読書当てた
  • Plan:他に空いた時間を勉強に当てよう

 このようにPDCAを行って、結果『休みの日をダラダラ過ごす』という問題が解決に向かって行きました。このフレームワークの素晴らしいところは、思考だけに留まらずフレームワークの中に行動が含まれているところです。

自分未来の予測!:SWOT

 SWOTとは、Strength(強み),Weakness(弱み),Opportunity(機会),Threat(脅威)の頭文字を取ったものです。この4つを重ねてみることで、問題を解決する手段の考案につながります。自分の強みと弱みという内部要因と、外部要因である機会・脅威を照らし合わせて、今後起こり得る未来を予測します。

  機会 脅威
自分の強み  自分の強みを生かして機会を最大限引き出すにはどうすればいいのか  自分の強みを生かしてどのようにして脅威を回避するのか
自分の弱み  自分の弱みによって取りこぼしてしまう機会とは何か、取りこぼさないためにどうすればいいか  自分の弱みによって呼び起こされる脅威をどのように回避するのか

SWOTの実生活での活用例

 『これからグローバルな活動をしていく将来』を例に出して考えてみます。

  • 自分の強み:グローバルな出来事(ニュース)を広く把握している
  • 自分の弱み:英語が話せない

これらを踏まえてSWOT分析をして行きましょう。

  機会 脅威
グローバルな出来事(ニュース)を広く把握している  国際的な議論を行うことができる。  違う国が発信している情報によって混乱が生じてしまう
英語が話せない  海外の人を通じたディスカッションができない  海外に行く勇気がなくなり、活動自体ができなくなってしまう。

 このように、自分の短所長所を踏まえた現状分析ができるため、今後起きるであろうことを予測することができます。

最後に

 フレームワークは非常に多くの種類があり、これだけで本が1冊出版されているほどです。全てを理解しても全てを活用することは難しいですが、どのフレームワークが問題解決に役立つかわかりません。多くのフレームワークを活用して論理的思考を鍛えて行きましょう。これから色々なフレームワークを紹介しています!中にはかなりマイナーなものも!?

 いかがだったでしょうか?他にも経済やビジネスに関する記事を書いています。

 

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