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知らなきゃマズい!?即理解!株の用語解説!!!


私が配信している記事の用語についておおよその解説をしました。
参考にしてみてくださいね!!!

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1. 決算

◆売上高…

 会社が商品やサービスを販売した時に会社に入ってくる金額の合計のこと。ここで注意したいのはこの数値には商品の原価や販売費用が含まれていないことです。

 

 ◆営業利益…

 営業をすることで生じる利益のことです。営業利益=売上総額ー販売費ー管理費と表されます。本業の強さを見るにはこれが指標になります。

 

◆経常利益…

 営業利益に営業以外(財務活動など)の損益を加えたものです。この数値には支払った税金の額などが含まれています。財務活動の強さを見るにはこれが指標になります。経常利益=営業利益+営業外損益と表されます。  

 

2. 株式情報

時価総額

 その会社の市場規模を表しています。つまり、企業価値がわかる指標です。時価総額の金額は、その企業を買収できる値に相当します。時価総額=株価×発行済株式数と表されます。株価が時間によって変動するので”時価”総額と言われています。  

 

◆1株配当…

 株を1株持っているときに一年間で貰える金額です。1株配当が14円で1000株持っていれば、年間で1万4000円の配当金が貰えます。この数値は企業が株主をどのくらい大切にしているかわかります。企業は株主からお金を借りているので、そのお礼という意味で配当金を送っています。  

 

株主優待

 株を所有していると企業から貰えるものです。これは自社製品だったり商品券だったりします。また、株の所有数によって優待が変わるものもあります。

 

3. 財務情報

◆総資産… 

 会社が持つ全ての資産額です。負債(借金)と純資産(資本)の合計で表すことができます。  

 

自己資本

 自社が持っている返済の義務がない資本の額です。  

 

自己資本比率

 総資産に対する自己資本の割合です。40%あればその会社は潰れないと言われています。自己資本比率=自己資本/総資産で表されます。  

 

◆資本金…

 会社が設立した時の自己資金額です。平均300万と言われていますが、2006年の法改正により1円からでも株式会社を設立することができるようになりました。

4. キャッシュフロー

◆CF(キャッシュフロー)…

 フローとは流れという意味です。なので、キャッシュフローとは企業での金銭の流れを指します。つまり、お金がいくら流入・流出をしたか示す値です。  

 

◆営業CF…

 営業(本業)を行なった際に生じるキャッシュフローです。ここで営業利益との違いは、営業CFは営業による投資活動(税金の支払いや保険金収入など)や財務活動のキャッシューフローを含み、営業利益はこれらを含まない点です。つまり、この数値がプラスだと営業すればするほど儲けが生じる企業であるということです。  

◆投資CF…

 

 投資活動によって生じるキャッシュフローです。これは投資にお金を使うということなので、マイナスの数値の方が長期的な利益を見据えた企業だと言えます。対して、投資キャッシュフローがプラスの値のとき、投資に投じたもの(固定資産)を売却して金銭を増やしているということになります。  

◆財務CF…

 財務CFは負債を返済すればマイナスになります。ここでいう負債の返済とは、自社株買いをしたり配当をしたり借金返済に該当します。対して、資金調達のために負債を増やせばプラスになります。つまり、借金を返済すれば自己資本比率は向上し、より潰れにくい会社となります。  

 

◆現金等 …

 これは現金及び現金同等物(3ヶ月以内に現金化できるもの)の増減という意味で、上記のキャッシュフローの結果残る現金や現金同等物を表します。よってこれがプラスになっているということは金回りが良い企業ということです。

 

 

 

5. 指標

◆PER(株価収益率)…

 

 割安度を示す指標です。数値が低ければ低いほど割安になり、一般に15倍以下が割安と言われています。『割安』と聞くと良い印象ではありませんが、株を買うときは割安の方がお得です。礼をあげてみましょう。  とある株は1株100円で売買されています。1株あたり10円の配当が出ます。すると10年間株を保有していれば株の購入金額分を獲得できます。10年の”10”という数値がPERに当たります。一方で別の株は1株100円で売買されています。1株あたり20円の配当が出ます。すると5年間株を保有していれば株の購入金額分を獲得できます。つまりPERは5になります。5年間で元が取れる優良銘柄はまずありません。もし優良企業のPERが5だったとき、株価は向上し1株200円になりました。そうすると、1株100円の時が『割安』だったと言えるわけです。PER=株価/1株あたりの利益(=時価総額/純利益)と表せます。また、新興企業は成長期待によってPERが実際よりも高くなる傾向があります。

  ※株価=時価総額/発行済株式数、1株あたりの利益=純利益/発行済株式数

 

 まとめると、

  ・PERは割安度を示している。

  ・PERは15倍以下が割安

  ・新興企業はPERが高く成りがち

ということです。

 

◆PBR(株価純資産倍率)…

 

 割安度を示す指標です。企業は解散した際に純資産を株主に還元します。仮に時価総額分の株を購入したとすると、企業の純資産が大きいほど企業解散時の還元率が高いことになります。つまり、時価総額に対して純資産の割合が大きいほど株主への還元率が大きく割安と言えます。一般的にPBRは1倍以下が割安と言われています。しかし、債務超過や業績不振が起因して、この数値が1倍以下になることがあります。PBRを中心にした株の売買決定は控えるようにしたいです。

  PBR=株価/1株当たりの純資産(=時価総額/純資産)

   ※株価=時価総額/発行済株式数、1株あたりの純資産=純資産/発行済株式数

 

 まとめると、 

  ・PBRは割安度を示している。

  ・PBRは1倍以下が割安である。

  ・債務超過や業績不振でPBRは1倍以下に成り得る。

ということです。

 

 

ROE(株主資本利益率)…

 

 収益性を表す指標です。純資産に対して純利益がどのくらい生み出せているかを表します。一般に10%以上が収益性が高い企業と言えます。利益を出すには事業を行うための資金が必要です。つまり、事業とは総資産から純利益を生み出すことです。しかし、総資産=負債+純資産です。負債の割合が大きい総資産ではROEが大きくなりますが、自己資本比率が小さくなり倒産しやすくなります。

 ROE=純利益/純資産 ×100[%]

  ※ROE×PER=PBR

 

 まとめると、

  ・ROEは収益性を表している。

  ・ROEは10%以上のとき収益性が高い

  ・ROEを見るときは負債割合にも注意する

ということです。

 

ROA(総資産利益率)…

 収益性を表す指標です。総資産に対して純利益がどのくらい生み出せているかを表します。一般的に10%以上で優良企業であると言えます。2%以上で普通企業です。

 ROA=純利益/総資産 ×100[%]

ここで、ROEROAをまとめると

 

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ということです。

 

 

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