なぜビジネスにはロジカルシンキングが必要なのか?
論理的思考はビジネスで重要ということを聞いたことがあると思います。論理的思考はロジカルシンキングと言われますが、なぜビジネスで論理的思考が重要になってくるのか解説してみました。
論理的思考とは
まず、論理的思考とはなんでしょうか?
論理に基づいて思考する能力(の高さ)という意味で用いられる表現。道理や筋道に則って思考を巡らせて結論を導いたり、あるいは、複雑な事柄を分かりやすく説明したりできる能力として主に捉えられる。英語の logical thinking(ロジカルシンキング)の訳語としても用いられる。
実用日本語表現辞典
つまり、論理的思考は論理に沿って結論を導く能力があると言えます。では、ビジネスで大切なことはなんでしょうか?
ビジネスで大切なこと
ビジネスの目的は企業が利益を出すことです。利益を出さなければ企業として成長することが出来ません。ちなみに企業の目的は別にあり、社会貢献などが掲げられますが、いずれにせよ資金が必要であることは言うまでもありません。
では、企業が利益を出すにはどうすればいいでしょうか?それは数々の問題を解決することです。最も大きな問題は『売上を伸ばすためにどうすればいいか?』です。細かな問題の例としては『アルバイトを何人まで雇うのか』などがあります。
目に見える問題は本質的でない
多くの問題は現象であって問題の本質ではありません。目に見える問題の例を挙げましょう。
ある人が風邪をひいて病院に行きました。その人は『咳が出て、熱があります』という説明をしました。お医者さんは『風邪ですね』と言って、咳止めと解熱剤、抗生物質の処方箋をくれました。
ここで、少し整理してみます。
医者は『咳と熱』という現象から『風邪』という問題点を見つけ出し、解決策を提示しました。このように、咳止めや解熱剤を処方するという現象の解決策だけでは、風邪を治すという問題は解決できません。
しかし現実には、風邪を引いた場合、患者自身の免疫という本質の解決策があるので、咳止めや解熱剤だけで治る見込みがあり問題ありません。
では、もう少しわかりやすい例を挙げてみましょう。
『子どもの成績が悪いので、成績を上げるように叱った』
これは問題解決策として最悪のケースです。なぜなら、『子どもの成績が悪い』のは現象であって現象を解決するように言っても、本質的な問題の解決にはならないからですし、そんなこと言っても子供は解決のしようがありません。この時の本質的な問題はこのようなものが挙げられます。
これらの本質的な問題を解決する策としてこのようなものが挙げられます。
では、現象から本質を見抜くにはどのようにすれば良いでしょうか?また解決策を練るにはどうすれば良いでしょうか?
Why So?とSo What?を使え!
Why So?とは!?
Why So?は『なぜそうなの?』という意味で、問題の本質を見抜くときに使えます。上の例で言えば、『なぜ子どもの成績が悪いの?』と問いかければ、答えはいくつか出ると思います。例えば『勉強に集中できていない』とか『先生の教え方がうまくない』とかです。ここで出た答えが本質的な問題です。
So What?とは!?
So What?は『だから何?』という意味で、解決策を練るときに使えます。『勉強に集中できていないならなに?』という答えは『勉強に集中できる場を作る』です。これが、問題の解決策です。
ちなみに、Why So?とSo What?は日常生活でも人間関係でも勉強でも会議でも使えます。特に人間関係に行きずまったときはWhy So?とSo What?を紙に書いてみて整理してみるといいと思います。本質的な的な問題や原因を追求・解決することで今より一歩進むことができます。
このWhy So?とSo What?で問題の現象から問題の本質の解決策を見つけ出すことは、論理的でなければいけません。というのは、根拠のある解決策でなければ他の人に説得することができないということです。Why So?とSo What?を使うには論理的思考が必要ということがわかりました。
まとめ
常に問題を解決しなければいけないビジネス環境ではWhy So?とSo What?を用いて問題を解決することは日常茶飯事です。そのため、ビジネスには論理的思考が必要不可欠ということがお分り頂けたと思います。
次回は論理的思考を養うための具体的な方法をあげようかなと思います。
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